美濃陶芸作品永年保存事業平成7年度選定作品

苦闘する形態V−1

中島晴美

〔制作意図〕

 土は生きていて,制作の過程でいろんな表現を見せるし, 乾燥の段階では形が変化します。焼成すれば縮むし,へたりもします。 私にとって土という素材と,陶へのプロセスは,時に私を裏切り,私に媚び, 私を誘い,断ち切ろうにも断ち切れぬ因果を含め, のめり込んで身動き取れぬほどの怪しさを放ちます。 そのくせ,時にクールな鏡の様に私白身の醜さ,私の気づかぬ私自身の美しさを映します。 そういったものすべてを受け入れ,又は反発し,一体となって作って行くこと, これが私の土との取り組みです。

〔主な陶歴〕

昭和53年中日国際陶芸展
昭和54年日本陶芸展
昭和55年朝日陶芸展
平成元年第2回国際陶磁器展美濃 '89銅賞受賞
平成7年第4回国際陶磁器展美濃 '95金賞受賞