美濃陶芸作品永年保存事業平成8年度選定作品

織部組皿 銘 心月

加藤掴也

〔制作意図〕

 織部と出会って,この美濃と云う地に生まれ, そして育った者にしかあじわうことの出来ない風土の中に白分を置く時, 織部の持つ内面的なおもしろさに魅かれ織部を追いつづけております。
 どうしても頭の片隅に桃山文化が有りますが, 現代の織部があってもよいのではないかと自分なりの織部を制作致しております。
 この組皿,銘,心の月は福井県永平寺において夢窓国師の詠まれました 「にごりなき 心の水にすむ月は 波も砕けて光りとぞなる」と云う歌に出会った時, 制作したものです。

〔主な陶歴〕

昭和33年日展入選
昭和38年朝日陶芸展入選
昭和48年中日国際陶芸展入選
昭和50年日本陶芸展入選
平成8年美濃陶芸大賞受賞